概要
米国時間2016年3月1日に発表された
「Docker Cloud」について調べます
Docker Cloudとは
SaaS(Software as a Service)型のクラウドサービス
Docker Cloudはコンテナの実行環境ではなく、対象となる実行環境は既存のクラウドやデータセンターに任せ、それを操作することになる
イメージとしてはAWSでDockerの機能を使っていたが、Docker CloudがあることによってDockerのプラットフォームとしてAWSを使うことになる
それができることによって安いクラウドへすぐ引っ越すことができたり、複数のクラウドを組み合わせて可用性を高めるといった付加価値がある
アーキテクチャについて
https://www.tutum.co/how/
を参考にする
Tutumさんは自動管理やインフラのオートスケールを実現するオーケストレーションサービスを提供してくれる
またビルドやデプロイ、アプリケーションコンテナの管理を行うプラットフォームを提供してくれる、Tutumさんはシンプルで柔軟性があるとか > 適当に翻訳してみた
Nodes |
個々のLinux hosts/VMがアプリケーションをノード上に展開して実行している、上記の図でいうとBだが土台的な立ち位置 Azure,AWS,DigitalOceanにノードを作成できる |
Node Clusters |
ノードを論理的にグループ化させている ノードのリソースをプールさせてまとまってアプリケーションを実行させているので、複雑さと無駄を削減できる |
Containers | アプリケーションの基本的要素 |
Links | 2つ以上のコンテナ間でデータをシェアさせる |
Volumes |
コンテナはmountしてデータを格納することができる コンテナが終了してもvolumeは持続される |
Services |
コンテナの集まり ノードをまたがってアプリケーションをスケールできる |
料金について
無料枠
https://cloud.docker.comにログインした人全員に
最初のノードとプライベートリポジトリを無料でもらうことができる
有料枠
従量制の料金を採用している
追加ノードの料金単価は1ノード毎に1時間0.02ドルとなっている
(電子メールおよびアプリ内サポート込み)
使ってみる
利用するクラウドの登録
https://cloud.docker.com/ よりログイン後
Providerを選択する
(DigitalOcean,AWS,Azure,SoftLayer,Packertがある)
今回はAWSをLinkさせました、LinkさせるにはAWSのアカウントを持っていて
アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを入力する必要があって
さらにAmazonEC2FullAccessのポリシーをアタッチさせておく必要があります
ノードを作成する
ノードの情報を記述する
数分ほど待つと作成される
サービスを作成する
テストなのでdockercloud/hello-worldというイメージを使う
適当に入力 (PortsではPublishedをチェック)
作成完了
URLにアクセスするとそれっぽいページが表示される
stack fileを作成する
https://docs.docker.com/docker-cloud/feature-reference/stacks/
stackはserviceのまとまりで、何か特定の用途を持った環境のアプリケーションを作成する際に活用する
stackfileというYAML形式のファイルを作成することで活用できる
書式についてはこちらを参考にする
https://docs.docker.com/docker-cloud/feature-reference/stack-yaml-reference/
上記の図だと「test-stack」という1つのstackで「lb」「web」「redis」の3つのserviceが作成される
Repositoriesについて
Docker Hubのリポジトリを作成したり自動ビルドができるような設定ができそう
参考
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