Node-REDとは
Node-REDとは、APIやオンラインサービス、デバイスなどの機能を繋げてアプリケーションを作成していくプラットフォーム
処理フローをブラウザの操作によって作成することができる
オープンソースソフトウェアで、Node.jsが動く環境なら何処でも動かせる
Node-REDを使う方法としては2種類あって、ローカルでNodejsの環境を準備して立ち上げる方法と
IBM Bluemixというクラウドサービス上に作成する方法があるので2種類それぞれを紹介する
また別記事でLINEのAPIとNode-REDを使ってBotが受け取ったメッセージをオウム返しさせた
ローカルのNodejs環境で使う
動作検証環境
$ cat /etc/redhat-release CentOS release 6.8 (Final)
Nodejsの環境を準備する
$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/creationix/nvm/v0.33.2/install.sh | bash // 設定が追加されたので反映させる $ source ~/.bashrc // 最新のLTSをインストールする $ nvm install --lts $ nvm use --lts $ node -v v6.11.2
$ mkdir ~/node-red && cd ~/node-red $ npm install node-red $ ./node_modules/.bin/node-red
この状態で「http://localhost:1880/」にアクセスすると画面が見れるようになる
APIを作成してみる
右上のハンバーガーメニューから「読み込み」→「クリップボード」を選択
以下のJSONを貼り付けて読み込みを行う
[ { "id": "49a4313b.c6b4e", "type": "tab", "label": "フロー 1" }, { "id": "5df2e6f2.7476c8", "type": "http in", "z": "49a4313b.c6b4e", "name": "", "url": "/test", "method": "get", "upload": false, "swaggerDoc": "", "x": 100, "y": 100, "wires": [ [ "9b6b3919.b1e9c8" ] ] }, { "id": "1266dc4.c083924", "type": "http response", "z": "49a4313b.c6b4e", "name": "", "statusCode": "", "headers": {}, "x": 450, "y": 100, "wires": [] }, { "id": "9b6b3919.b1e9c8", "type": "function", "z": "49a4313b.c6b4e", "name": "Response Body", "func": "msg.payload=\"Hello! World!!\"\nreturn msg;", "outputs": 1, "noerr": 0, "x": 280, "y": 100, "wires": [ [ "1266dc4.c083924" ] ] } ]
するとフローが追加されているのがわかる
左からどういう意味かというと
- 入力として「GET /test」のアクセスを受け付ける
- Responseの中身を定義できる(「Hello! World!!」を設定した)
- HTTPのレスポンスヘッダを定義する
この状態で右上にある「デプロイ」ボタンを押す
デプロイが成功した状態で「http://localhost:1880/test」にアクセスすると
「Hello! World!!」を表示できることが確認できる
このように画面操作だけでアプリケーションを開発することができる
IBM Bluemix上でNode-REDを使う
概要
先程まではローカルPC上にNodejs環境を用意してNode-REDを使っていたが次に、IBM Bluemix上で使って見る
ちなみにIBM BluemixとはIBMが提供しているPaaSで、クラウド上にアプリケーションを作成することができる
アカウント登録が必須だが、クレジット登録無しで30日間のトライアルを活用することができ、色々な機能を無料で使うことができる
画面操作
アカウント登録後Bluemixにアクセスしてログインを行う
https://console.au-syd.bluemix.net/
作業地域を「シドニー」としてスペース名は「dev」とする
作成後、右上の「カタログ」→「ボイラーテンプレート」をクリックすると「Node-RED Starter」があるのでそれをクリックする
以下のように入力してアプリケーションを作成する
15分後ぐらい待つと公開されたアプリケーションにアクセスすることができる
https://(指定したホスト名).au-syd.mybluemix.net/
「Go to your Node-RED flow editor」よりフロー設定画面に遷移できる
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