◼︎ 概要
Oracleネタが増えてきましたがOracleのsequenceについて調べてみます
Oracle勉強シリーズ
- Oracleの表領域についてまとめてみた
- Oracleのパーティションについてまとめてみた
- Oracle ダイレクトロードインサートについて
- OracleのSEQUENCEについて
- Oracleのパーティションインデックスについて
- Oracleのフェイルオーバーについて
- Oracle11gから12cへの移行の注意点
◼︎ SEQUENCEとは
連番や飛び番を発行するための仕組み
この仕組みを使うと一意の番号を簡単に自動生成してくれる
MySQLでいうauto_increment的なもの
◼︎ SEQUENCEの作成方法
// これで作成できる CREATE SEQUENCE TEST_SEQ1; // オプションを指定することができる CREATE SEQUENCE TEST_SEQ MINVALUE 1 MAXVALUE 999999999999 INCREMENT BY 1 START WITH 1 CACHE 1000 NOCYCLE NOORDER ;
オプション | 概要 | デフォルト |
MINVALUE | 最小値 | nominvalue |
MAXVALUE | 最大値 | nomaxvalue |
INCREMENT BY | 増分 (整数なら昇順、負数なら降順) | 1 |
START WITH | 初期値 |
昇順の場合:最小値 降順の場合:最大値 |
CACHE |
メモリ上に保持するキャッシュ数 キャッシュから値を取れる場合は高速 再起動するとキャッシュは破棄される |
20 |
NOCYCLE | サイクルしない | nocycle |
NOORDER |
要求した順に採番することを保証するか インスタンス毎にキャッシュが用意されるので インスタンスAとインスタンスBで持っているキャッシュが異なり NOORDERの場合だと1,30,2,31などの採番になる可能性がある |
noorder |
◼︎ SEQUENCEの使い方
順序.NEXTVAL | 順序の次の値を取得する |
順序.CURRVAL | 順序の現在の値を取得する |
-- シーケンスの取得 SQL> SELECT TEST_SEQ1 FROM DUAL; NEXTVAL ---------- 1 -- 現在値の取得 SQL> SELECT TEST_SEQ1 FROM DUAL; CURRVAL ---------- 1 -- シーケンスの取得 SQL> SELECT TEST_SEQ1 FROM DUAL; NEXTVAL ---------- 2
作成したsequence一覧の確認方法
SQL> select sequence_name, last_number from user_sequences order by sequence_name;
◼︎ 注意事項
インスタンス単位でのsequenceの現在値を知ることはできない
わかるのは自らが採番した後の現在値(=次の値)だけとなる
(※) CURRVAL という擬似列で現セッション中で最後に採番した番号(=現在値と言い換えることもできる)を知ることはできる
そのセッションで採番 (NEXTVAL) を行なっていない場合には、CURRVAL 擬似列を参照することはできない。
ORA-08002: 順序 sequence_name.CURRVALはこのセッションではまだ定義されていません
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